歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間



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稀代の文章家

おそらく、現代日本を代表する文章家として、歴史に(どの歴史かわからないけれど)名を刻まれるに違いない菊地成孔の第二弾。

一作目は、きちんとした文章修行を経ない人でもセンスのいい人の文章はすばらしいな、と感心して読んでいたのが、本作でもプロとしての安定したクオリティを維持しており、私なんかは羨望や嫉妬を覚えてしまいます。

いずれにせよある種の人間は、前作と本作を読んで新種のドラッグをキメたときのような恍惚をおぼえ、どんな場所でも菊地氏の文章が心に引っかかったまま暮らしていくことになる、官能的な文章家です。

「2002年、僕は神経症の精神分析治療を終え、ジャズ界に帰還することを決めた。放蕩息子の帰還。と言えば、クリスチャンは喜び、ムスリムは怒るだろう。どちらも結構。歓びと怒りは、悲しみと官能は、常に一つでなければいけない。僕が跪く神はやはり偉大なる黒い太陽に照らされたジャズだけだという事が、この文中の最後の方に証明される。」
(26)

「歓びと怒り」「悲しみと官能」が一つになった、やはりジャジーな文章です。かっこいいですね。
官能と憂鬱に彩られた1冊

特許申請中の装丁もさることながら、中身も大変興味深い一冊。今まで菊地氏が商業誌に発表してきた文章を自身の解説つきで読めるのはとても幸せなことです。前作「スペインの宇宙食」ほどの衝撃はないものの、よりマイルドに読みやすくなっていると思いました。菊地氏の文章は、音楽同様スイートかつ毒がたっぷり盛り込まれたエレガンスなものですね。
パラノイティックなエッセイ集

気鋭の音楽家、菊地成孔の第二弾エッセイ集。
饒舌かつインテリジェントな文体は前作「スペインの宇宙食」からまったくパワーダウンせず、むしろ増しているような。
マイルス研究からグラビアアイドルとのネット上での喧嘩まで、盛りだくさんの内容は過剰なほど。

ファンや生徒、モグリの聴講生はもちろんのこと、「最近よく聞く菊地成孔ってだれ?」と思っている人は絶対買いです!



小学館
スペインの宇宙食
ユリイカ 2006年4月号 特集 菊地成孔 正装の、あるいは裸の
聴き飽きない人々
200CD 菊地成孔セレクション―ロックとフォークのない20世紀 (学研200音楽書シリーズ)
憂鬱と官能を教えた学校